京都のお菓子屋さんに驚く
先日、関東より理事が来阪された折、各理事がおすすめのお菓子を持ち寄ろうということになったのです。ちょうど、京都に行く日でもあったので、ネットで京都でおすすめされているお菓子を調べてみたのですね。
そしたら、難しい漢字の並んだ京都っぽい和菓子屋さんが1位に出てきました。ふ~~~ん、と思いつつそのお店の詳細を眺めていると。。。 なんと、駅から我が職場までの通り道。うそやん、と思いました。もう15年以上京都に通っていますが、そんな有名そうなお店の前は通ったことがありません。
ストリートビューで確かめました。ほんまにここ?この暖簾?何度も確認して、次の日、職場に行く前に寄ってみました。
戸を開けると、誰もいないただの空間。お花と祇園祭の粽があるのみ。ガラガラと戸を開ける音に、店員さんが出てこられました。そこで、ネットで見た粽と葛湯とお干菓子を予約して、夕方のお受け取りです。結構いい感じのお値段。期待が膨らみます。
受け取って帰る電車で、粽に説明書がついているのを発見しました。そこには、1代目の方から現在までの歴史が綴られています。すごいですよ、天皇家が食べるに困ったときに我らは助けたのだ、と書いています(意訳ですが)。それにも関わらず、勝手に東京に行かはって、でも、うちは京都にとどまらせてもろてますの。ちょっと前に宮内庁はんがレシピを教えてくれと言わはるので、わざわざ教えに行ったこともあるんどす(超意訳です)とも書いてありました。
これがすごすぎて、京都から大阪までずっとずっと読んでいました。
そして、もっともっとすごかったのが葛湯でした。朝いただいたら、その日がぱぁ~っと幸せになりました。幸せの葛湯♪
ということで、5個入りは5日で消化。粽を理事たちといただいたら、1本があっという間に消える不思議。実は、私は和菓子系、それほど得意ではないのですが、えらいことです。
またげっとしたい、と思いましたが、それはそれ、京都ですよ。1月はお店がお休みとのこと。そんじょそこらのお菓子屋さんではありません。
しかし、15年以上通勤している職場のすぐそばにあったこのお店。京都初心者のひよっこの頃には見つけられなかったお店。そうか、今が出会う時期だったのかなぁ、と、京都の奥深さを改めて感じたのでした。